「オーストラリアを知らせる勝手連」(22)
すると、
「あんな発展途上国に2年もいたなんて、よく我慢できましたね」
と、意外な答えが返ってきた。
私は、意外な話の成り行きにあきれるとともに、
「どうしてこんなオーストラリア観が生まれたのか」、がぜん興味を覚えた。
多くの日本人は、新聞の経済欄や経済の専門雑誌などを読む機会は、あまりないだろう。
だから、オーストラリアと日本との結びつきの深さを知ることは、一部の関係者を除けばまずないと言える。
こんなオーストラリア観を生んだ背景には、テレビも一役買っているような気がする・・・。