「AUSTRALIA」(13)

 

 〜この国に住む人たち〜
 オーストラリアの呼称は、ラテン語の「テラ・オーストラリス=南の土地」に由来し、19世紀の初めに、イギリスのマティウ・フリンダーが大陸を一周して発表した紀行文の中に、この言葉を使ったのが最初だと言われている。
 住民のおよそ90%は「イギリス系」で閉められ、その大多数は英国国教会系やそのほかの新教徒である。
 しかし、カトリック系も全クリスチャンの4分の1を占めており、さらに、ニュー・オーストラリアンと呼ばれる外国人移民の中には、ギリシャ正教系などのクリスチャンもいて、国民生活に関する教会の発言力、あるいは影響力は、かなり大きいものがある。