「AUSTRALIA」(23)

 

 こういう看板を掲げるのは、「給水制限中に水道水を使っている」と、誤解されたくないからだろう。
 同時に、一方では、「ルール破り」に対して、「他人の目が厳しく光っていること」を示している。
「みんなのために」という発想が優先するオーストラリア。
 もし、この国で、
「自分さえよければ」などという生き方をしようものなら、たちまち「社会的制裁」を受けるに違いない。
 普段、ごく親しくしている「隣人」から告発されることさえあるのだから・・・。