〜ちっとも、こだわらない〜
わたしの息子のクラス・メートであるアメンダは、毎朝、母親から、頭に大きなリボンを結んでもらって学校へやってくるかわいいい女の子だ。
アメンダの父親は、メルボルンの商業テレビ局のスポーツ・アナウンサー。
土・日が休みのこの国で、スポーツ・アナウンサーは、週末が「稼ぎ時」となる。
ところが、困ったことに、一人娘のアメンダの誕生日が、その週末と重なってしまったのだ。
おじいさんやおばあさん、近所の友達、クラス・メートなどと一緒に祝う誕生パーティーに、大好きな父親が出席しないのはやはり寂しい。
「ダディーがいないパーティーなんて、アメンダ、つまんない・・・」。
