「テレビ・ニュ−ス」のさらに続き

 テレビが終わったあとの出来事を知るには、商業ラジオ局の深夜放送に頼るしかない。テレビが4・5人に一台の割合で普及している国にしては、まことにのんびりしたものである。
 その数少ないテレビ・ニュ−スは、土曜、日曜日となると、さらに各局とも一本ずつ減ってしまう。世の中が慌ただしくは動いていない、あるいは平和であることの“あかし”だろうか。
 日本のニュ−スを見慣れていた私には、ついついもの足りなくなるのだが・・・。
 それにしても、この国のテレビ・ニュ−スの担当者は、さぞかし“気軽な稼業”に違いない。速報性を競って血眼になっているどこかの国のテレビ人間にとっては、何ともうらやましい? あるいは、信じられない? いや、バカバカしくて話にならない?か・・・。
 (ただし、これは30年前のこと。念のため)。