子どもの生活時間(3) 

  

 この国では、家に帰る時間に限らず、就寝時間などもきちんと定められており、子どもたちは、夜8時にベッドに就くことになっている。 
 時間になると、テレビでも、「お休みの時間ですよ」と、子どもたちに呼びかける。(“全員集合”と叫ぶどこかの国とは大違い?) 
 親友の家では、長女が弟たちに声をかけて、一斉にそれぞれの部屋に引き上げる。
 両親が友人たちを招いてパ−ティ−を開き、それがどんなに賑やかになろうとも、彼らは自分の寝室から出ることは許されない。(初めのうちは、とても信じられなかった)。
 ニュ−・イヤ―ズ・イブ(大晦日)の夜、ジョ−ジの家で開かれたパ−ティ−には50人ほどの客が招待され、文字通りの「どんちゃん騒ぎ」になった。普段なら、隣近所に迷惑をかけないよう配慮するのだが、この夜だけは“例外中の例外”のようだ。隣の家でもガ−デン・パ−ティ−を開いており、遠くからも騒々しいほどの笑い(叫び)声が聞こえてくる。