胃袋の違い?(9)

 

 この日の講義が済んだのか、あるいは私のために休みを返上して大学に来てくれたのか、「ワインを飲みながらの昼食」となった。そして、それは1時間余りに及んだ。
 この間、私たちは2本のワインを空にしていた。“昼酒に慣れていない”私は、相当に“出来上がって”しまっていた。
 何しろ、車で来ているのだ。帰りのことを考えると、早く酔いをさまさなければならない。そう思っていると、彼は突然、
「ちょっと、バ−に寄っていかない?」(バ−は、レストランに隣接している)。
「とんでもない! これ以上飲んだら、酔いつぶれてしまう!」
「大丈夫だよ、ほんのちょっとだけだから・・・」
 仕方なく? バ−に入ると、いろいろな種類の洋酒の瓶が目に飛び込んできた・・・。