対日本観(7)

 

「オーストラリアの日本企業のオフィスは、どこも夜遅くまで明かりがついていますが、私たちなら夕方までに片づく仕事でも、その仕方が悪いから時間がかかるんです。私は、そう思っています」。
 パブで、真っ昼間からビールをあおっているこの国のサラリーマン風の男性に、
「そんなに飲んだら、仕事の能率が落ちませんか?」と、何気なく問いかけたときの答え? だ。
 ところで、こんなこともあった。
 1971年から翌年にかけて、日本の不況が原因で鉄鉱石や石炭の対日輸出が減り、オーストラリア経済は大きな打撃を受けた・・・。