ある講演から(30)

 

「どうしてだろう」と、不思議に思ってよく聞いてみますと、
「トップの休暇中は、次長が彼(トップ)の部屋に移って執務する。
 そして、空いた次長の席には、部長である友人が移動する」のだそうです。
 それだけではありません。この期間中、彼は「次長待遇」を受ける、具体的に言いますと、「次長としての給料が支給される」というのです。
 トップに続いて、今度は次長が休暇に入ります。この間、合わせて6週間。
「上司である二人のクリスマス休暇中に支給される給料の差額が魅力なんだよ」と、彼は正直に話してくれました。
 だから、「笑いが止まらないほど、いい時期」なんだそうです。