ある講演から(31)

 

 考えてみれば、このような方式? は、実に合理的ではないでしょうか。
 そればかりではなく、警察や消防署、放送局などに勤める人々が休日に働くと、「普段の日の2倍の給料」が貰えます。
 日本では、休日に働いても、ごくわずかな「時間外手当て」を支給されるだけですが、オーストラリアでは、「経営者が罰金を取られる仕組み」になっています。
 本来なら、教会に行くため当然休まなければならない時間に働かせるのだから、経営者は「罰金を支払うべきだ」というのです。
 その罰金が、日本で言う「時間外(休日出勤)手当て」に相当する訳です。
 こんなところも、「日本とはずいぶん違うんだな」と、つくづくと思いました。