「オーストラリアを知らせる勝手連」(2)

 

 札幌市内のあるタクシー運転手は、3年前(’80年)に横路代議士を乗せたとき、国会でのやり取りを懇切・ていねいに説明してもらったことが忘れられず、「運ちゃん勝手連」を結成した。
 これらの勝手連は、さまざまな「ゲリラ戦術」を展開する。
 バーやスナックのひしめく札幌の夜の歓楽街・ススキノのキャバレーで、「旗揚げ大会」や「横路孝弘を励ます会」を開いたかと思うと、横路氏が知事選で掲げたキャッチ・フレーズ「いま、新・開拓時代」を売り込むため、「いま、新・開拓のときをうたう」と命名した加藤登紀子のコンサートも開いた。
 その勝手連も、横路知事が誕生したあと解散し、今度は「勝手に監視しよう」という動きがあるという。