「山本康久氏の証言」から(32)

 
(参考) 日本潜水艦史(10)より
伊号第27潜水艦 乙型 中馬兼四大尉 大森 猛一曹艇 伊号第22潜水艦 丙型 松尾敬宇大尉 都竹正雄二曹艇 伊号第24潜水艦 丙型 伴 勝久中尉 芦辺 守一曹艇 昭和17年5月18日、第2次特別攻撃隊シドニー攻撃隊はトラック島を出撃し...」。
 5月29日の伊21潜水艦の飛行偵察の結果、シドニー湾内に、戦艦一、巡洋艦二の在泊が確認されたことから、「シドニー特別攻撃は、5月31日の日没後」と決定された。
 予定通り、特潜の攻撃は決行され、親潜水艦は、それぞれの収容地点で、特潜の帰りを待った。
 だが、真珠湾のときと同様、二日三晩に渡る5隻の親潜水艦の必死の待機捜索にもかかわらず、一隻も帰還せず、一名の搭乗員も収容することはできなかった・・・。