● 作家の描いた「特殊潜航艇」(10)


(「この作戦では、特殊潜航艇3隻のうちの1隻が、シドニー湾内に停泊していたオーストラリア海軍の宿泊用艦船に魚雷を発射し、兵士19人が死亡した。
 ダイバ−7人によって発見された艇の全長は20メートル余りで、 映像では、船尾のスクリューや司令塔、魚雷の発射管などのほか、機関銃の弾丸が命中したらしい跡もあった。」と、記事は続いている・・・)。
 外国から攻撃を受けたことのなかったオーストラリアだけに、「国内(国民)の関心と恐怖は、想像以上に高かったもの」と、思われる・・・。
(注:手元の資料によると、この特殊潜航艇は、砲撃で損傷を受けてタスマン海の海底に沈んだとされる「伴勝久中尉と芦辺守一等兵曹の乗った艇」と推測される)。