●「続・知られざる日豪関係」(426)

 千葉茂樹さんの「オーストラリアと私」〜和解する勇気 神父に感銘〜の続き。


「『1人の勇気が元兵士らを動かした』と感じ入った。
 4年がかりで『豪日に架ける ー 愛の鉄道』を制作、99年から自主上映した。
 その後は映画交流の最前線に立つ。
『アジアフォーカス福岡映画祭』では、豪州の映画も『アジア』の対象に加えるよう働きかけた。
 70年代に白豪主義を捨てた豪州はアジア系移民が増え、社会は変わった。
 この数年、取り組んでいるのが、教育に映画を生かす『シネリテラシー』の交流だ。
 豪州の学校では英語が母国語でない多民族の生徒に映画制作を教え、やる気と協調心を培っている。
『アジアの時代を生きる豪州の苦悩・・・・・。日本もおおいに学んでいきたい』」