●「続・知られざる日豪関係」(643)

「─ソロモン諜報戦─ 南太平洋の勇者たち ウォルター・ロード/秦 郁彦訳」より


 ”ステーキと卵”の続き


 その代りに彼はクレメンズに、
「われわれは君のいう通りもう二、三日がんばろう・・・・・われわれは信念を持たなければならないと思います」と書いた。
 その頃、無線機でタウンズビルに最新情報を送る仕事ができた。
 ケレメンデがふたたびゴ−ルドリッジへ登って来て、日本軍の飛行場で見たことを報告した。
 彼らは今では一日二四時間働いている。
 建設作業員たちは夜間に大きな焔のような照明を使っている、滑走路を作るため草の上に赤い粘土と砂利を敷いている、もう殆んど完成しているように見える、などなどである。