オ−ストラリア語(8) 

 シドニ−大学のデルブリッジ教授とマクウォ−リ−大学のミッチェル教授は、「オ−ストラリア英語の発音」という本の中で、オ−ストラリア英語が非難される理由を次のように分析している。
 (1)醜悪な英語である。(2)だらしがない。(3)鼻にかかっている。(4)音(おん)が引き延ばされている。(5)不明瞭。(6)ロンドンの下町なまりである。(7)唇に締まりのない英語である。
 ともかく、バス旅行の初日にオ−ストラリ人同士が「パ−ドン?」を連発する現実を知って、私の“オ−ストラリア語恐怖症”は、全快した・・・。
「彼らがお互いに聞き取りにくい会話をして、『アイ・ベッグ・ヨア・パ−ドン?』をこんなに気安く使っている。これでも相手に対して失礼でないのなら、ガイジンの私は、分からないときにはいつでも遠慮なく、『パ−ドン?』と言おう!」。