なかな言わない「アイム・ソウリ−」の続きの続き

  

 息子にいろいろ尋ねてみると、授業の前に「サムシング・ショウ」という、クラス全員を前にして誕生日のプレゼントを見せながら説明したり、家族で出かけた旅行の話をしたりする時間があるとのこと。
 これは、小学生の低学年のころから、「きちんと話す習慣」を身につけさせるための訓練、言い換えれば、スピ−チに関しては、“十分に鍛えておこう”というのだろう。
 だから、オ−ストラリア式の喧嘩では、先に「アイム・ソウリ−」と言った方が負け!
 とにかく、お互いに「自分が悪いのではない」と、徹底的にやり合うそうだ。
 相手の言うことに反論できなくなり、「アイム・ソウリ−」と言ったら、その喧嘩は「おしまい」になる。正に、「栴檀は双葉より芳し?」である。
 何事にも、謙虚に「ごめんなさい」と言うように教えられた日本人の私とは、根本的に違うようだ。これも、私の受けた「カルチャ−・ショック」の一つだった。