休暇の取り方(4)

 

 さらに、日本と違って、2日とか3日とか、こま切れに休暇を取ることは許されていない。最低、1週間単位で休まなければならないのだ。
 それにしても、この国は、実に“ヤスミ”が多い。
 年に、3週間以上の有給休暇。土曜・日曜日は完全に休む「週休二日制」が早くから採用されており、土・日に祝祭日が重なると、次の月曜日は振り替え休日となって3日間の連休となる。ここまでは、なんとか理解できる。
 だが、オ−ストラリアの建国記念日の「オ−ストラリア・デイ」やイギリス女王の誕生を祝う「クイ−ンズ・バ−ス・デイ」の祝祭日なども、その当日には休まずに次の月曜日まで持ち越して三連休とするあたり、いかにも合理的な国民の考え出しそうなことだ。
 これ以外にも、イ−スタ−やクリスマスの休暇があり、「いったい、どのようにして休みを過ごしたらいいのか」“休みに不馴れな”日本人は、悩んでしまう・・・。