牧場巡りツア−(2)

 

 りんごの白い花や水仙、そして、オ−ストラリアの国花であるゴ−ルデン・ワトルの“黄金の輝き”が、単調な風景にアクセントをつけている。
 もう、春は目の前だ。
 初めて見るこの国の牧場は、ある種の感動さえ与えてくれる。
 どこへ行っても、目に入るのは“やたらに広がる空間”だけ。「まるで地球の果てまで見えるのではないか!」と錯覚する。
 トラックで案内されたのだが、1時間以上かかったところで、「まだ、この牧場のほんの一部しか回っていない」と聞かされた。
 かつては、「10万エ−カ−の広さがあった」という説明に、「なるほど」と素直にうなずいてしまう・・・。