牧場巡りツア−(14)

 

 この日は、“昼酒”の代わりに、生ジュ−スを飲んだ。
 また、“サラダ”だけでなく、大きな肉片にも食らいついていた。
 バス旅行の「解散式」に当たる「ファイナル・ファンクション」は、ワンガラッタよりもメルボルンに近いベナラという街の「ロイヤル・ホテル」で開かれた。
 最終日を有意義に過ごし、精神的にも満ち足りた状態で「サヨナラ・パ−ティ−」に臨むのは、まことに気分のいいものだ。
 このパ−ティ−が終わると、バスに乗り込んで、ツア−の終着点であるメルボルンを目指して、深夜のヒュ−ム・ハイウエ−を突っ走ることになっている。
 ファイナル・ファンクションの会場は、ロイヤル・ホテルのゴ−ジャスな特別室だった。
 そこには、普段あまり見かけることのない高級な料理と飲み物が用意されていた・・・。