牧場巡りツア−(15)

 

 すばらしい雰囲気のパ−ティ−会場には、ワインにしてもコニャックにしても、“世界の一流品”がズラリと並んでいる。
 スコットランドの民族衣装を着たウエイトレスたちが、手際よく料理を運ぶ。
“けんらん豪華”としか言いようのないディナ−を前に、例によってお偉方の挨拶(スピ−チ)が始まった。
 私は、それを聞きながら、隣にいるアンクル・トムを見て、にんまりしていた。
 すべては、順調に! 推移している。私の“意図”は、九分通り成功したようなものだ。
 トムは、私の勧めに従って左側の席に座っている。右側には、なぜか若くて美しい女性が・・・。そして、飛び切り上等な料理と飲み物! 
 正に、“ビュ−ティフル”な一夜だった。