牧場巡りツア−(20)

 

(私の下手なスピ−チは続く)。
「これは、長い歴史を経て作られたものですから、肉類が苦手でもしかたないと思います。
 ところが、アンクル・トムは、『アルコ−ルについても、お話にならないほど弱いヤツだ』と私をののしり? ました。
 そこで、今夜、彼と“対決”したのです。結果は、ご覧の通りです。
 アンクル・トムは、夢の中で『私にお酒の飲み方を教わらなければ』と焦っていることでしょう。
 幸い、私は、まだ当分メルボルンにいるつもりです。お酒について何かご質問がありましたら、いつでもお声をかけてください。知っていることは、何でもお話ししますので・・・」
「すべての事情」を知っている“ご一行さま”は、全員が笑い声を立てていた。