対日本観(16)

 

「確かに、日豪関係には見逃すことのできない実績はありますが、まだ重大な要素が不足しています。
 私たちは、お互いによい貿易相手国である上、信頼できる仲間ではありますが、『完璧な友人である』と、きっぱり言い切ることはできないと思います。
 日本とオーストラリアの間には、言葉と習慣という無視できない障壁があり、これらを取り払うのは、そう簡単なことではありません。
 両国にとって、政治的にも経済的にも協力し合うのは確かに大切ですが、ほかにも“成し遂げなければならない”重要なことがたくさんあります。
 オーストラリアと日本の両国民が、もっと親密にならなければ、日豪関係を“理想的なものにする”のは、不可能だと思います・・・」。