「オーストラリアを知らせる勝手連」(25)

 

「予算が少ない」、もっとわかりやすく言うと、「講演料の出せない」小さな団体の依頼でも、精力的に講演を買って出た。
「講演を始めてから、もう100回になるわね」と連れ合いが言ったのが2年前。
 去年から今年にかけて、腰痛のため3ヶ月の入院生活を強いられたときにも、同室の患者や看護婦さんたちを相手に、「オーストラリア」について喋りまくった。
 こうなると、「ほとんど病気?」どころか、「完全な豪キチ」、それも「かなりの重症患者」ということになる。
 私から「オーストラリア」を取り去ったら、あとには「何も残らない」のではなかろうか・・・。