「山本康久氏の証言」から(12)

 

 この点に関して、かなり詳しく説明しておられるので、そのまま紹介する。
 5対3の比率というのは、普通に考えると、「5と3」で、けんかをすれば、「5・マイナス・3」で、残りは「2」となる。
 だが、実は、これは大違いで、「3が全滅」したとき、相手の残りは「2」とはならない。
 仮定式ではあるが、「二乗の差の平方根」ということが言われている。
 今、「5と3」だから、これを倍にして、「10と6」にする。
「10の二乗は、100」で、「6の二乗は、36」。
「100マイナス36=64」で、それの平方根は「8」。
 つまり、「10と6」とでけんかをして、技術面などすべてが同じと仮定すると、「6が全滅」しても、敵の「2」をやっつけることしかできないわけだ。
「10対6(5対3)」が、「いかに苦しいか」が理解できるだろう。
(わたしには、あまりにも「難解すぎる?」・・・)。