2006-12-15 「山本康久氏の証言」から(52) (ロ)キューバ事件の米ソ対立時のケネディとフルシチョフ この間の「キューバ事件」(注:1962年10月、人類最大の危機・キューバ事件は発生した)のとき、ケネディとフルシチョフは、「一触即発」のところまで追い込まれていたが、お互いに、「立ち上がること」はなかった。 仮に、どちらかが日本だったら、必ず、「戦争に突入していた」と思う。 ところが、両国とも、戦争しようとはしなかった。 「なぜか」と言うと、「戦争は、相手を倒そう」と思ったとき、 それも、「一番楽に勝てるとき」が、「戦争を決意する時期」なのだ。 要するに、「キューバ事件」のときには、双方とも、「勝つ自信がなかった」のだ・・・。