●「続・知らざる日豪関係」(36)
〜中野不二男さんの「カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットは なぜ死んだか」より〜
こうして、「南忠男が死に至るまでの過程を追い求める」中野さんの「長い旅」は始まる。
正に、「血のにじむような努力」を重ねられて、突撃ラッパを吹いた 南忠男一等航空兵曹の「人物像」を解明するのだが・・・。
中野さんの「執念?」を、引き続き紹介させていただく)。
「第一章 zero comes back(ゼロ カムズ バック)・・・・・
初秋の暖かいある日、私はシドニーから、オーストラリア首都特別地域のキャンベラへ行った。
キャンベラの戦争記念館(AUSTRALIAN WAR MEMORIAL)で、南忠男の捕虜番号を調べるためである。(中略)」