●「続・知らざる日豪関係」(101)

 〜中野不二男さんの「カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットは なぜ死んだか」より〜


「第一面の上段には、『ゼロ・カムズ・バック・トゥー・ダーウィン』という見出しがあり、次のような記事が続いている。
ダーウィン爆撃に参加した日本軍機の一つの残骸が、今日船に運ばれてもどってきた。
 これは一九四二年二月十九日以来、メルヴィル島にあったゼロ・ファイターのコクピット、翼、その他の部分である。
 この飛行機はダーウィン上空における行動で被害を受けたのち、タカプリミル・クリーク付近に墜落したものである。」