2007-10-04 ●「続・知らざる日豪関係」(189) 〜中野不二男さんの「カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットは なぜ死んだか」より〜 「松本氏は南同様、ブロードウェイに脱出し南側へ向う集団の中にいた。 しかし心臓が悪かったというかれは、集団の中でもやや後方にいた。 松本氏の目撃したところによると、南は二度目の突撃ラッパを吹き鳴らしたのち、一斉射撃を浴びて倒れたようだ。 まさに『壮烈ナル戦死』である。 カウラ収容所内でのかれの言動から判断すれば、これがかれにとってふさわしい最後だったのかもしれない。」