●「続・知らざる日豪関係」(192)

 〜中野不二男さんの「カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットは なぜ死んだか」より〜


「一言でいえば、最後の自殺的戦闘である。(中略)
[東西両門ニ進マントシタルニ両隊トモニ、重畳セルバリケードト、準備シアリシ銃火ニ阻マレテ停止ス。
 不運ノ兵は悲痛ナ声ヲ残シテ倒ル。
 死傷者続出セリ。
 猛烈ナル弾丸ノ下ニオイテ、膠着状態ニ入レリ](中略)
[計画では、そこから二分してオーストラリア軍の兵舎を襲撃することになっていましたが、奪取した機銃が故障したために、断念。
 一部は遠隔地に逃走しました]」