2007-11-04 ●「続・知らざる日豪関係」(220) 〜中野不二男さんの「カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットは なぜ死んだか」より〜 「『それは違います。 南はたしかに収容所内のリーダーでイニシャチヴを握っていました。 しかしかれは強硬派と呼ばれるような男ではありません。 しいていうなら穏健派です。 むしろ金沢のほうが強硬意見を持っていたように思います』 ネグレヴィッチ氏の答は、私のそれまでの推測を完全にひっくり返すものだった。 南が強硬派ではない。 ならばなぜかれは暴動の中心人物だと、少なくとも日本人帰還者たちに思われているのか。」