●「続・知られざる日豪関係」(424)

 2004年1月22日、地元の小学校で、「マザー・テレサ」に関する講演会が開かれた。 
 講師は、映画監督で、日本映画学校川崎市)理事・教育局長である千葉茂樹さん。
 講演会のあと昼食をともにする機会に恵まれ、千葉さんと「オーストラリアの原住民問題」について、いろいろ話し合ったのを思い出す。


 その千葉さんが昨年の10月、わたしの愛読しているA新聞に「カウラ事件」につて書いておられるので、ぜひ紹介させていただきたい。


「オーストラリアと私」〜和解する勇気 神父に感銘〜というタイトルだ。
 

「家族旅行で初めて豪州を訪れた95年、シドニーの博物館に立ち寄った。
 戦中、豪州にまで日本軍の爆撃や特殊潜航艇の侵攻があったこと、内陸の捕虜収容所から日本兵が脱走して大勢の死者が出た『カウラ事件』などの歴史を知った。
 それ以前は『コアラが住む遠い国』くらいの知識だった。」