●「続・知られざる日豪関係」(449)

 〜 カウラ事件とは? 〜 


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 カウラ事件は、オーストラリアの シドニーの西にあるカウラという小さな街で、1944年8月5日、日本人捕虜が暴動を起こしたものだ。
 1104名の捕虜による史上最大の大脱走は、オーストラリアでは誰もが知る有名な事件である。
 だが、「日本の歴史教科書」に登場することはない。
当時、入隊と同時にたたき込まれた「生きて捕虜の辱めを受けず」という「戦陣訓の教え」は、「絶対だった」からだ。