●「続・知られざる日豪関係」(464)

「わたしと映画・南十字星」(14)


 11月より12月までシドニーシンガポールでロケ撮影、1月より東京で合同セット撮影、4月完成する。
 また実際に”Zメン”が使用した「幸福丸」(日本漁船=改造してクレイト号)は、現在もオーストラリアで観光船として使われているためそのまま使用するほか、飛行機、潜水艦、潜水艇等がオーストラリア国防省の協力で用意された。
 監督には、東宝映画「連合艦隊司令長山本五十六」(43)、「大空のサムライ』(51年)、「キスカ」(40年)などの名作を手がけた巨匠、丸山誠治監督、脚本は、「山本五十六」「キスか」等で丸山監督とコンビを組み、56年の東宝映画「連合艦隊」の脚本家でも知られる須崎勝彌
 プロデューサーには"あゝ野麦峠”でお馴染みの伊藤武郎が起用されている。