●「続・知られざる日豪関係」（４６５）

「わたしと映画・南十字星」（１５）

　　
　日本側は田宮稔（通訳）を中村敦夫が演じ、立花法務官（少佐）に北大路欣也、そのほか志垣太郎、藤岡琢也、坂上二郎、小松方正、鈴木瑞穂、内藤武敏、草薙幸二郎、辻馬長らベテラン男優陣に対し、女優陣では、宝塚歌劇団月組所属の新人、黒木瞳が映画初出演、そのほか伊藤恵、青木明子らが出演する。
　又、台湾のトップスター女優胡茵夢（フー・インモン）がゲリラ闘士（中国軍婦人将校）で出演する。
　配給は、東宝創立５０周年映画の強力第一弾として５７年５月２２日、全国東宝系にて一斉ロードショー公開されるが、日本映画史上初の本格的国際映画として、また、８２年度のグランプリ候補作品として全世界の話題と注目を集めている。