●「続・知られざる日豪関係」(466)

「わたしと映画・南十字星」(16)

  
「オーストラリア(正確には、豪英混成)の特別攻撃隊」については、オーストラリアの作家で、ジャーナリストだったRONALD McKIE(1909年12月11日〜1991年5月2日)が「THE HEROES」で詳細に書いているが、ここでは、保存してあった「パンフレット」から「南十字星の物語」を転記する。
 

 昭和16年、第2次世界大戦開戦と同時に、日本軍はマレ―半島に進攻し、翌年2月山下奉文中将はシンガポールを陥落させた。
 その後、シンガポールは昭南市と名前を変えて、日本の南方侵略政策の拠点となる。
 占領した日本軍は軍政をしき、日本軍に敵対した中国系住民(華僑)に対し、被疑者の大量虐殺や多額の献金を強制するなど苛酷な弾圧政策をとる。