●「続・知られざる日豪関係」(467)

「わたしと映画・南十字星」(17)

  
 軍政監部の通訳である田宮稔は、なんとか軍の横暴を抑えようとする。
 そんな時、昭南港に停泊していた七隻の日本艦船が爆破される事件が起きた。
 軍はその犯人捜査に躍起となる。
 憲兵隊は抗日ゲリラの破壊工作とみて、容疑者を次々に検挙し、拷問を繰り返した。
 ところがそれは、ジェイウィック作戦と呼ばれる英豪軍特別攻撃隊の仕わざだった。