2008-09-01 ●「続・知られざる日豪関係」(522) 「わたしと映画・南十字星」(72) 「オーストラリアの特攻隊」の続き 軍における文官の發言権は極めて低い。 私たちは待遇においては大尉又は中尉と同等であるが、その他の點では「鳩の次ぎ」と云つていた。 將官、佐官、尉官、下士官、兵卒、軍馬、軍用鳩、文官の順序という自嘲である。 しかし私は私なりに延命策を考えた。 それは軍用英語辭典の編纂である。 ページ大尉を相手に、なるべくゆつくりこの仕事に取り組んだ。 その間に、退つぴきならない大事件が發生した。