「─ソロモン諜報戦─ 南太平洋の勇者たち ウォルター・ロード/秦 郁彦訳」より
”ステーキと卵”の続き
しかしジャック・リードはターナーに対し空襲の八〇分前に警報を発していたので米艦隊はそれを十分に活用していた。
在泊の全艦船はフルスピードで回避運動に移った。
護衛艦は強力な弾幕砲火をあびせた。
二機、六機、計何機が爆発して海中に落ちたか分らなかったが、日本機はいたるところで焔に包まれていた。
三機がかろうじて反撃をくぐり抜けたが、ただ一機だけが有効な一撃を与え、駆逐艦ジャービスを大破させた。
雷撃機の攻撃にあわせて急降下爆撃機が八機突っ込んで来た。