オ−ストラリア語(5) 

 そうは言っても、オ−ストラリアのアルファベットに、AがなくてIが二つある訳ではない。Aの「アイ」と、Iの「アイ」とには微妙な発音上の違いがあって、両者はきちんと区別できるというのだが、そういう使い分けを外国人の私に求めても無理というものだろう。  この難解なオ−トラリア語に、移民してきた人々の英語が加わるのだから、話はさらにややこしくなる。移住者の国籍は実にさまざまで、全部が全部、英語の話せる国民とは限らない。英語を話すことのできない人たちは、一定の期間、給料?をもらいながら、英会話の集中講座を受けさせられる。
 各地にある英会話教室では、エイトではなく、アイト式のオ−ストラリア語を教えているそうだ。そのせいかどうかは分からないが、移民してきた人々が使う英語は、非常に分かりにくい場合が多い。「アイト式」の上、母国なまりの強い英語を使うから? (私自身、他人さまの英語のことを、とやかく言える立場にはないのだが・・・)。